サロンオーナーさまからのご相談、ご質問頂く事が多い事例をご紹介させて頂きます。
Q=サロンオーナーさま・A=谷社長

料金の値上げを考えているのですが、どう思いますか?
値段が上がること自体が特に大きな問題ではないと思います。値段が上がった理由が明確であるか?ということと、その理由についてお客さまが納得されたかどうかが大切ではないでしょうか?
今の時代に値段が上がるということは、お客さまのウオンツに応えていく為の付加価値づくりを目的としていくことだと考えています。

若いスタイリストの売上が上がらないので、若いスタイリストの料金を割引しようと思いうのですが、どうでしょうか?
サロンさまにとっての都合は、時にお客さまの期待を裏切ってしまうことがあると思います。 若いスタッフさんの事を考えていくと同時に、ファンのお客さまがどう思われるのか?を考えてから決断することが大切ではないでしょうか?最近、このようなケースが増えてきています。デザインも人もパフェークトパーソナルが大切、価格やメニューもスタイリストさま別に分かれているサロンさまが増えてきたのは、その表れのように思います。

スタッフを募集しても中々採用が難しいのですが、いい方法がありますか?
人こそ全てであるサロンさまにとって人材採用は最も重要です。いい人材を採用し、教育するから活躍する・・・そう言っても過言ではないと思います。多くのサロンさまは、人材が不足した時に募集されておられます。しかし、これは採用する側の都合であって、自分の理想のサロンを探されている美容師さんの都合ではありません。多くのサロンさまの場合は、少なからず100%握手出来る採用をなさっているようには見えません。ですから、人材採用をするしないに関わらず、毎月一定の採用コストを投入し、100%握手出来る人材と巡り合えたら採用するという方法がいいと思います。

給与システムについて試案しているのですが、どういう考え方がこれから必要ですか?
給与は何の為に出すのか?というオーナーさまの考え方が重要です。それに合わせた給与システムや人事制度が必要になってきます。単なる労働分配ではないように思います。給与システムは、サロンさまの価値観です。どんなスタッフさんを育てたいのか?どう育てたいのか?どんなお客さまを大切にしたのか?など・・・これらの価値観を人事制度というオーナーさまの経営方針に合わせて作成して運用していくことが大切であると思います。

客単価アップを実施しながら客数を絶対下げない為に、何が必要ですか?
客単価を上げながら客数を下げない為に何が必要か・・・それは経営の目的ではないでしょうか?客単価を上げることを目的にすると、それは自然に売ることを目的としています。つまり、手段と目的が入れ替わっている状態です。「お客さまにもっとキレイになってもらいたい!」その為にお勧めしたいメニューがある・・・お客さまのもっとキレイになりたいという願望に対して、真摯に応えていく・・・こういうサロンさまは客数が減少するどころか増えていっているのが現実です。

サロン内で戦略を構築して行きたいのですが、何が1番重要ですか?
戦略は何の為に必要なのか?・・・もし、サロンさまの周りにライバルサロンが無かったとすると戦略は必要ないと思います。つまり、ライバルに勝つ為に戦略は必要なのです。戦略を組み立てていく時に大事なことが3つあります。1つ目は、ライバル分析です。ライバル分析では自店のポジションを明確にし、選択すべき戦略の方向性を定めます。2つ目は、何に集中していくのかを明確にします。この場合、「誰に・何を・どのように」を基本にして構成していきます。特に「誰に」を間違うと、全く機能しなくなりますのでここを最も重視します。3つ目は、プランを立てることです。プランは1つ1つの行動レベルまでを明確にすることが求められます。あとは、毎月、進捗を管理しながら、修正していくことです。

接客の講習などでお勧めはありませんか?
接客の講習は基本的なカタチをティーチングするものがほとんどですが、講習をして、その後とてもいい結果が続いた事例にあまり出会ったことがありません・・・これは、接客はカタチでするものでも教えられるものでもないという裏返しのように思います。接客は「気持ち」から始まり、気持ちで終わるのではないでしょうか?・・・自分がしてもらったら嬉しいと思うことを純粋にお客さまにして差し上げること・・・これだけです。私のお勧めは「マザーテレサ」です。

客数、客単価を上げる為に何が大切ですか?
客数や客単価についての考え方ですが・・・客単価かどうすれば上げるか?その究極の答えは、「ファン」のお客さまをつくること=ブランディングにあると考えています。ファンのお客さまであれば単価が上がるという新たな価値について理解を示し、また新たなファンの創出が行われていく・・・つまり、ファンのお客さまを増やしていくにはどうしたらいいかだけを考えることが大切であると考えています。

店内の問題に対して、どういうプライオリティが大事でしょうか?
サロンさまも企業も同じですが、今、解決出来ることと解決出来ないことがあります。色々と問題が出てくるというのは前向きな証拠です。その中で、問題の真意にたどり着くことが重要であり、何より、今、解決出来ることに集中することが求められるのだと思います。 プライオリティーは、このようなポイントを大事にしていくことだと思います。