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マネジメントエキスプレス2020 for LINE vol.02

Management Express

ManagementExpressは、ヘアサロンさまのマネジメントにお役立て戴きたい経営情報として、
サロンオーナーさま及びマネージャーさまにお届けしています。

お客様がPCRで陽性?その時

コロナ禍におけるサロン経営、コロナ以前に比べて、実施していかなければいけない仕事(衛生管理、健康管理を始め、情報収集、変わっていく顧客の心理/行動、集客、求人)を会社(オーナーさま)が積極的に対応、実施していかなければいけないという環境が当たり前になりました。しかも、そこには正解もなく、日々刻々と変わる環境に左右されながら、それでも社員、お客様、関係者の安心、安全を守るため、実施していかなければいけません。それは、私達も同じです。我々もそんなオーナーさんに寄り添い、少しでも経営の一助になればと考えております。今回は、お客様にPCR陽性がでた場合について配信させていただきます。(※あくまで私見ですので、各市区町村のコロナ専門窓口へのご確認をお願いいたします。)

まず、大前提としまして、お客様に限らずですが、PCR検査陽性者と濃厚接触をしたかどうかということがポイントとなります。お客様がPCR検査で陽性となった場合、発症の2日前までの行動が調査されます。その際、濃厚接触者がいなかったかどうかの検証が始まります。すなわち、スタッフさんが濃厚接触者であったかどうかが問題になります。スタッフ様、お客様もマスク着用であれば濃厚接触には当たりません。さらに、スタッフさんに症状が出ているかどうかも大切になります。無い場合は問題ないとなるようです。担当窓口の方は接触状況を確認し、医師の方々の判断でPCRの実施などその後、進んでいきます。神戶市の場合、陽性の場合は軽度でも自宅待機はなく、宿泊療養施設への入所となるようです。

▼新型コロナウイルス感染症を疑う症状とは
発熱、咳、呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁、鼻閉、頭痛、関節、下痢、嘔気、嘔吐など

美容室さまごとの対策が異なるため、濃厚接触者へ接客、サービスをした際の対応マニュアルも一律のものはありません。そのため、美容室オーナー自らマニュアルを作成するしかありません。濃厚接触者とならないための対策(マスク着用、飛沫ガードのメガネ、シールド、アクリルボードなど)、感染しない、させないための対策(体温測定、手指、物品、空間消毒など)をしっかり明記します。そして、それでもスタッフさんが感染した場合、また、お客様が陽性であった場合でも、公表し数日間の自主的な自宅待機(有給取得)を実施するなど、顧客、スタッフ間の、安心安全を担保するためのルールを事前に作成し、社内(外)周知することをお勧めいたします。これは、もちろんオーナーさんも、感染リスクはありますで、その際にしっかり、代理で運用できるためのものでもあります。

ケースシミュレーション

S社の方針「オーナーが消毒して5日後に営業再開へ」
コロナウイルス対策
スタッフの中で感染者が発生した場合の対策
例:令和2年3月10日(火曜日)10:00、保健所から電話あり「貴社の従業員の●さんの陽性反応が出た」

◆対お客様
令和2年3月10日(火曜日)10:00、その場にいたスタッフは手分けして、顧客に「5日間の休業。緊急連絡先として会社の携帯番号」を電話で連絡する。また、LINE、メール等を一⻫送信で、その旨を伝える。そして全員がすぐ退社する。
S社に電話すると、「緊急のご用件はオーナーの携帯090-××××-××××にどうぞ」というアナウンスが入る。顧客がオーナーの携帯に電話すると、責任者の携帯を教える。

◆対スタッフ
サロンの責任者は、手分けしてスタッフに休業を伝える。責任者はスタッフの連絡先(TEL・LINEなど)リストを持っておく。

◆消毒
令和2年3月13日(感染者が出て3日後)、1回目の消毒を行う。作業は、オーナーが一人で行う。令和2年3月14日、2回目の消毒を行う。作業は、オーナーが一人で行う。
営業再開
令和2年3月15日、営業を再開する。
備品・消毒液(確保済み)/業務用の携帯3台

時代にあわせた発信内容を考える

実際、弊社でも、シミュレーションを行い、万が一が出ないような対策を行い、感染者が出ても最小限の感染と業務への影響の最大限抑える対策と運用を実施していますし、ルールも設けております。社内では万が一の消毒チームの指名、外部への公表ツールとその責任者など全て共有し、それに関わる備品のストックもしております。ある会社のお客様向けの対応策定の発信例です。衛生管理徹底とは違う切り口です。ご参考までに。

顧客向け(事前の報告)

コロナウイルス関連の対応策定

拝啓、いつもご利用頂きまして誠にありがとうございます。
コロナウイルスの感染拡大に伴い、弊社としましても事業継続の徹底に取り組んでいる最
中です。その報告をさせて頂きます。

(事業継続のための取り組み)

弊社の従業員の中で感染者が出た際は、ただちにお客様に報告させて頂きます。
欠品しないための適正在庫の確保(お客様、品目ごとにリストアップ)
リスク管理≪仕入れ先に対する支払い、給与計算等≫(業務ごとにリストアップ済)
従業員が感染したらスグ会社に連絡するというルールの徹底(既に社内発表済)
体調不良者に対する出勤の自粛要請(既に社内発表済)
大勢集まる場≪朝礼・会議等≫の中止(既に実施済) 時差出勤の呼びかけ(既に社内発表済)
電車通勤者に対する、車通勤への切り替えの呼びかけ(既に社内発表済)
消毒の徹底≪石鹸による手洗い、アルコール消毒等≫(既に実施済)
感染者が出た場合に備えた消毒液等の確保(既に確保済)

以上、まだまだ不十分な状況ではございますが、といりあえず中間報告という意味でご報告させて頂きました。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

敬具

令和2年●月●日

(株)〇〇〇
代表取締役 □□ □□

万が一ですが、スタッフさんが陽性となった場合は、速やかにお客様にご安心いただけるように、どのような対応を実施したのかを共有することが大切だと考えております。自らが感染するということは、経済活動を行う上で不可抗力な部分もあり誰もが背中合わせなのかもしれません。しかし感染させないことは自らの意識を高めることで自分がコントロールできるのではないでしょうか。どんな時でも事業の継続を考えなければいけません。売上、利益の確保を考えることに加えて、お客様とスタッフ感染リスクの軽減、安心安全もしっかりと事前に考えることが必要とされています。

いつ、お客様で陽性の方が出てもおかしくありません。更にこれからの季節、例年ですと気温下がり、乾燥してきますと、季節性のインフルエンザも活発になり、新型コロナウイルスの症状とも見分けがつかなくなることで、大きな混乱が起きるかもしれません。そのような時でも、お客様、スタッフさんを守るための、シミュレーションを行い、あらかじめ明文化し、スタッフさんと共有しておくことで、サロン経営における影響を最小限にし、事業の持続を可能とする計画書を作成しておくということも事前の一策として必要になってくると思います。皆様、いかがでしょうか。

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