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マネジメントエキスプレス2016.7月号

Management Express

ManagementExpressは、ヘアサロンさまのマネジメントにお役立て戴きたい経営情報として、
サロンオーナーさま及びマネージャーさまに毎月お届けしています。

「 社会の大人化 」
急激な国内の人口構造の変化につきましては皆さまもご存じのことと思います。高齢化が進むというよりは、「 社会全体が大人化 」になっていくと言った方がいいかもしれません。端的に申しますと「 子供 ~ 若者 」から「 大人 」へのシフトが社会全体で広がっています。目の前の4年後には成人人口(20歳以上)が約1億人に対して、40代以上の人口が、7800万人、つまり「 大人の10人に8人は40代以上 」となり大人といえば、40代以上という時代がやって来ています。2020年といえば、東京オリンピックの年であり、若者の活躍や若者文化一色のような気がいたしますが、現実からは逃れることができません。では生活者の目線ではいかがでしょうか。消費のシフトチェンジの典型的な例が、「 第3次バイクブーム 」です。40〜60代のリターンライダーが牽引しています。実際の新車バイク購入の平均年齢は、51歳のようです。
しかも高額なバイクが売れています。これに対するメーカー各社、バイク関係者の動きは例外なく、「 これでは先がないので早く若者を開拓しなければ 」です。実際、若者向けの商品も開発されそれなりの成果を上げています。それぞれの裾野を広げる意味で、重要かと思います。しかしながらもう一方で「 大人のバイク 」という市場を確立するところに機会があると思います。つまり、若者が憧れるような「 大人のバイク 」市場が確立すれば、今はバイクに乗っていない若者もその年齢になり、余裕ができれば、乗ってみたいと思い、そのことで永続的な市場ができます。実際にその年代の方も、高級バイクに憧れて、現在所有しているのです。このことは、美容業界はもとより、どのジャンルにも言えることではないでしょうか。スポーツカーは大人の車ですし、ビールもプレミアムビールが続々誕生し、市場を形成しようとしています。さらにチョコレーチも一昔前は子供のお菓子が当たり前でしたが、バレンタインも手伝い、もはや「 大人のチョコレート 」が主流といえます。「 新しい大人の市場 」が、社会全体で生まれようとしています。この機会を好機と捉えヘアサロンさまとどのように育み、活かしていければいいのか…すでにコンシューマは明らかにその視点が生まれています。まだ生まれていないお客さまにはその視点を生み出し、どのように育んでいくのか。私たちも、一緒に皆さまとその提供する側の関係者の責任として、我々自身の意識転換も含めて様々なサービスを創出していかなければならないと考えています。


「 体験をコミュニケーションの真ん中に 」
お客さまとのコミュニケーションの主役は、もちろんお客さまにあります。そのコミュニケーションの起点になるのが、「 体験 」です。体験とは、イベントかもしれませんし店頭での告知や、ポスティングによるチラシの配布なのかもしれません。それら体験は直接見たり、触れたり、感じたりできるという強みがあります。昨今では、店舗で、商品を確認するだけで購入はネットで行うという「 ショールーミング化 」や、その反対の流れが発生する「 webルーミング化 」が起こっています。お店にとっては、店頭で買ってほしいという思いがありますが、顧客にとっては自分にとって一番便利なところで買いたいという欲求があります。深い関係性を築きあなたから買いたい(サービスを受けたい)となるか、その顧客の欲求に従って環境を整えるか。そのことが顧客視点であるように思います。その顧客視点で考えますと、この「 体験 」も顧客との関係性や、接点で段階を踏んでいく必要があります。「 体験 」を提供する目的は、一言で言いますと欲求を満たすためと言えると思います。顧客のどうしても〇〇をしたい、手に入れたい、解消したいといった不変の感情を満たすことにあるのではないでしょうか。まさに原点に立ち戻り、「 体験 」を見直してみることが重要であると思います。これから先の「 体験 」はいかに、個々に合わせて提供をしていくかということが重要になります。全体に向けたメッセージや、コンテンツを様々、個々に多様化していく必要があります。イベントなども、発信するだけですと、ネットが普及している今、情報はすぐに手に入ってきます。リピーター向けなのか、新規向けなのか、またはお友達を連れてきてもらい繋ぐか、対象を明確にすることも重要です。体験を通じてお店の売り上げに直結させるためには、体験前と体験後のデザイン(設計)をしておくことも大切です。どのような感情、生理的な欲求を引き出し、そこにどのような方法で伝え満足をしていただくのか、さらにはフォローしていくのか、それらをまさに連鎖させていくことが鍵となります。数あるお店の中から自店に足を運んでいただくためには、その行くための理由をつくる必要があります。皆様と一緒に考えさせていただけましたらと思います。

お陰さまで弊社も今年で創立50周年を迎えました。このような誌面を作成させて頂いておりますが同時に、新たなスタートを切る前に、我々も様々なことを考え、変えなければいけないところ、変えてはいけないところをしっかりと整理して、サロンさまの繁栄はもちろん地域の活性に努めてまいりたいと思います。44期(10月1日)に向け、準備をし、体制を整えていきたいと考えております。サロンさまにおかれましては、ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、何卒ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。いつも、マネジメントエクスプレスをご覧戴きましてありがとうございます。

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