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マネジメントエキスプレス2016.2月号

Management Express

ManagementExpressは、ヘアサロンさまのマネジメントにお役立て戴きたい経営情報として、
サロンオーナーさま及びマネージャーさまに毎月お届けしています。

「 7つの物差しをアイデアとして物事を見る 」
仕事とは、仕事の目的を追求すること。そのために、仕事と人のマネジメントがあります。仕事のマネジメントとは、プロセス目標を達成するために、仕事の“効果性と効率性”を高めること。人のマネジメントとは、“人の強みを発揮させ、活躍してもらう”ことにあると思います。特に、労働集約型のヘアサロン経営において、最も大事なことがスタッフさまの強みを発揮し、活躍してもらう“人のマネジメント”にあるのではないでしょうか。では、人のマネジメントにおいて何を追求しなければならないのか…ここに本質があるように思います。つまり、どのようにやるのか?というHOWTOを問うのではなく、何故?・何のために・誰のためにというWHYから始めることがとても大切だと多くの経営者が提言されているのは、よく理解できるところです。これが、“やり方ではなく、あり方が大事になる!”という意味だと思います。そこで、人はどのような物差しで状況を見ているのかによって、自分の考え方や心のあり方、そして行動と態度に影響を及ぼしていくと言われます。では、どのような物差しを持っている必要があるのでしょうか…ここでは、とてもわかりやすい7つのアイデアをご紹介させて戴きます。


1.地図は土地そのものではない。
自分が真実だと思っているものは、自分が旅している土地についての自分だけの地図にすぎないということです。また、別の人は、全く違う地図を持っています。人の話しに耳を傾ける姿勢は、人の地図を理解する手助けになります。

2.コミュニケーションについて一番大切なことは、メッセージを相手がどのように受け取るかということ。
自分がどういうつもりで言ったか自分には分かっていても、他人は自分が言わんとしたことを解読するために、自分たちの地図を使います。自分の意図が伝わらないことがあれば、伝わるように、伝え方・言い方を変えて伝え直すことが大切になります。相手の反応は、自分のプレゼンテーション能力のフィードバックと受け止めることも大切です。

3.抵抗はラポールの欠如によるもの。
人の協力が得られないことがあれば、その時は相手の地図に合致しないことを持ち掛けたということだと言えます。先ず、ラポール(心と心の架け橋)を確立するために、相手の世界地図を理解することへ時間を掛ければ、その後の流れが変わると思います。

4.人は、可能な限り一番よい選択をいつもしている。
今、手にしている地図が許す限りの範囲であるという意味で、何が可能で何が不可能であるかという信念に基づいて自分は選択していると思います。自分はいつも、その時可能であった最良のことをしてきた…そして、もっと新しく役に立つ地図や技術を手に入れて、次の時にはさらによい選択ができるようになれると考える続けることです。

5.人がとる行動は、ある意図やニーズを満たそうとしてなされたもの。
苦しみを避けようとか、もっと幸せな気持ちになろうとか、こういった(行動そのものよりも)高次元の意図というものが、自分や他の人の行動の真の動機になるのではないでしょうか。相手の意図を知ることができたら、その人が今までよりも、もっと効果的なやり方でその意図を満たすために手助けをすることが出来ると思います。

6.一貫性よりも柔軟性の方が成功率が高い。
続けること、一貫して取り組み続けることはとても大切なことです。しかし、もっと大切なことは、何を変えて、何を変えないのかという信念です。しっかり振り返りを行い、変えるべきことを明確にし、今までしてきたことがあまり役に立たないのであれば、何か別のやり方を試してみるのも重要だと思います。新たな可能性へ挑戦することで、現実を通じて真の課題と向き合うことが出来るからです。本質が見えてくると、自分が成すべきことが明らかになり、成功へ近づくのではないでしょうか。

7.対人関係はシステム。
自分がすることは、相手のすることに影響を与えます。これが、「人は影響させずにいられない・人は影響されずにいられない」と言われるところだと思います。相手の行動を変えたいのであれば、自分がしてきたことがとのように相手の行動を促進したり、許したりしてきかを振り返ると見えてくるのではないでしょうか。自分を変えるとシステムが変わり、全体も変わるということです。


このように7つのアイデアを物差しとして、物事を見ていくと自分が注意を払っている視点が何であるのかに気付けると思います。現実には、相手の持っている問題ばかりに焦点を置いて質問すると、相手は余計にうまく行かなかったことばかりに集中するようになってしまう…これが、よくあるところの“上司と部下の面談の落とし穴”と言われることだと思います。逆に、相手がどんな解決法を望むかに焦点を置いて質問すると、相手も自分が何を達成したいかということをもっと考えるようになります。このこと自体が、相手をもっとリソース(内的資源)に満ちた状態に導いてくれ、自分の望む変化を起こしていくことに主体的にかかわることも促すことができるだと思います。自己の前提の枠組みを拡大することで、現実の中で見えてくる意味や価値も変化してくのではないでしょうか。

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