資料請求はコチラ
マネジメントエキスプレス2015.5月号

Management Express

ManagementExpressは、ヘアサロンさまのマネジメントにお役立て戴きたい経営情報として、
サロンオーナーさま及びマネージャーさまに毎月お届けしています。

「 美容業界を取り巻く環境の変化 」
1)5月5日子供の日に合わせて総務省が発表した15歳未満の子供の推計人口は、前年比16万人の減の1633万人となり、33年連続の減少で比較可能な1950年以降、最少を更新しています。現在の日本の人口は1億2714万人、1940年に7200万人だった日本の人口は2008年には1億2808万人まで増加しましたが、この年をピークに減少に入っています。1940年代には3人に1人が子供だったのに対し、今は8人に1人まで減少し、このままでは2048年には日本の人口は1億人を切ると言われています。

2)昨年の4月1日から消費税が8%に引き上げられたことで「節約を意識」する消費者が7割いることが日経の調査でわかりました。節約する期間は「ずっと」との回答が半数を超え、増税後の節約意識については、「かなり意識する=21.5%」「少し意識する=67.6%」で、男性は4割りが意識しないと回答し、世代別では20~30代の男性で節約意識が低く、30代の女性が最も節約意識が高かく、節約対象は「外食=56.2%」 「ファッション=48.9%」「食品=48.3%」「趣味・レジャー=41.3%」「日用品=36.2%」「理美容サービス=19.0%」となっています。

3)
今年、日本を訪れた外国人旅行者が初めて年間1300万人を突破しました。これまでの最高は昨年の1036万3900人でしたが、円安などが追い風になって、大幅記録を更新しています。政府は東京オリンピックが開かれる2020年までに訪日外国人旅行者数を年間2000万人に増やしていくことを目標に掲げています。

4)美容家電製品で各メーカーのヒットが相次いでいます。特に、美容市場で売れてるのは、リュミエリーナ社の発売したヘアドライヤー(ヘアビューザー)とヘアアイロン(ヘアビューロン)です。美しい髪を取り戻す!・・・物理学を応用した新理論、バイオプログラミングを美容家電で消費者にとって一番身近なヘアドライヤーとヘアアイロンに搭載し、オーバードライしない!髪にツヤが戻る!など抜群の評価を受けています。今後、美髪市場をさらに創造するための新しい開発に期待大です。

5)各メーカーが毛髪にも使える日焼け止めを相次いで発売しています。消費者の紫外線に対する意識が高まり、顔や身体だけでなく、直射日光による髪のダメージを気にする女性が増えているためです。毛髪の紫外線ケアをしたことのある女性は2011年では24%、今年、毛髪にも紫外線対策が必要と認識している人の割合は3割高まっています。

6)まつげエクステの健康被害について厚生労働省が調査したところ、抽出した医師だけで、3ヵ月間に1621人以上の患者が病院で治療していることがわかりました。調査は3ヵ月間で、全国から抽出された眼科医と皮膚科医3500人を対象に行い、2355人か
ら有効回答を得ています。主な症状は黒目に傷ができる角膜炎251人、黒目の表面が剥離する176人など視力障害が残る恐れのある角膜潰瘍の例も13人あり、まぶたの皮膚炎が558人などの症状もありました。人工毛をまつ毛に貼る接着剤などの有害物質の影響や人工毛で目を傷つけるなど施術の問題が原因と見られています。2008年にまつ毛エクステには美容師資格が義務付けられましたが、無資格業者が後を絶っていません。

7)30代の男性オーナーが面貸しサロンで全国展開をしたり、40代オーナーと比較しても、明らかにヘアサロン経営に対する意識の変化が表れています。美容学校入学者が減少していく中で、スタッフ確保が難しくなり、新しいビジネスモデルを模索する動き
があります。また、もっと若い30歳前後の若い美容師さんの独立、それも1人独立が増えこれが美容室軒数の大幅増に表れています。(昨年1年間で前年より約3000店舗増)

8)集客が冷え込む原宿・青山では面貸しサロンの出店が目立っています。また、都市部のファッションエリアでは面貸しサロンが台頭、全国的には大手資本による低価格帯のサロン低価格帯のヘアサロンの出店が目立っています。また、面貸しサロンの特徴と
して、1人独立で面貸しするケースです。リスクを背負わないで一定規模のサロンを開業スタートでき、スタッフ確保の苦労もいらない…新しい時代の出店形態と言えます。


「 ~ スタイリストさんによる
複合メニューの時代 ~ 」

ここ数年、ネイルやまつ毛エクステが美容室の集客メニューとして人気でしたが、ここに来て、ある問題に直面しています。それは、本質からのズレです。サロンに来られるお客さまが、ヘアメニューだけではなく、ネイルやまつ毛エクステといったメニューを楽しまれることはとてもいいことです。しかし、多くの美容室ではネイルとまつ毛エクステで新規集客するものの、自店の顧客セグメントとは異なるためヘアのお客さまとしてのリピートには繋がりにくく、自店の収益に貢献していると言えない現実があります。また、お客さまから支持される美容師さんを育成するという本質から見れば、少し遠回りしていたと言えるかもしれません。美容室は、間違いなくリピーター産業です。お客さまにもう一度来てもらうことが出来るかどうかが全てです。付加価値メニューは そのためのサポートツールです。つまり、リピータービジネスの主役はスタイリストさです。サロンで強化すべき複合メニュー・・・そのプライオリティの1番は、スタイリストさんによるもの(施術・提案・コミュニケーション)でなければならないという意味です。今、注目のスタイリストさんによる複合メニューは、ヘアケアとスキンケアです。どれだけスタイリストさんがお客さまからリスペクトされるかどうか、信頼され続けるかどうか、そのためにプロとしての確かなケアアドバイスが重要なポイントになると言えます。ヘアケアとスキンケアを中核として、お客さまのキレイの領域をヘアとフェイスに広げることがこれからのリピータービジネスの成功への近道になると言えるのではないでしょうか。今、進化する美容室ならではの価値づくり。それは、お客さま一ひとりのウォンツを察し、スタイリストさんが主役となって提案していく時代です。

LIST