資料請求はコチラ
マネジメントエキスプレス2014.12月号

Management Express

ManagementExpressは、ヘアサロンさまのマネジメントにお役立て戴きたい経営情報として、
サロンオーナーさま及びマネージャーさまに毎月お届けしています。

「 消費税先送りの影響  」
給与は横這い、賞与はなくなり、消費増税で支出だけが増えていく…という消費者の声が聞こえてきます。景気が悪いと判断する消費者は2人に1人、半年後の景気の見通しについても約4割以上が否定的な見方をするなど消費に対する意識は厳しい状況です。また2014年の世帯収入のアンケートからは、収入が横這いから減収と回答された方は、約88%で、増税延期となった後もさらに節約すると回答した方が80%に上り、消費者の節約志向は、これまでにはない程高まっていて、消費税の延期で消費意欲が高まる様子は見られません。美容業界においても、この9月から11月は、ほとんどのサロンさまが対前年を割り込むという状況です。(対前年二桁成長したヘアサロンは、低料金サロンか高料金サロン)12月に入り、一旦節約ムードはおさまりつつありますが、2015年の1月半ば以降、厳しい状況が続くと予測されます。サロンビジネスにおいて、これから、体験したことのない厳しい時代に増収増益するためには、顧客セグメントをどう切るか、独自性をどう見える化するのか…この2つが条件になるのではないでしょうか。


「 1億円が動く1時間  」
消費が低迷する中で、驚異的な売上を上げているビジネスがあります。それが、午前0時のテレビ通販です。自宅でくつろぎながらテレビ通販で洋服やジュエリーなどを買う40~60代の女性が増えています。ゴールデンタイムは深夜0時、毎晩1時間で1億円以上の消費が動いています。店頭やインターネットでモノが溢れている今、何故これほど売れるのでしょうか。テレビ通販の利用者の大半は40~60代、若い世代よりもお金と時間に余裕があり、物欲も旺盛です。しかし、インターネットが普及してモノや情報が溢れると、自分の気に入ったものを選びにくくなり、デパートに行っても迷って結局何も買わずに帰る人も多いのが現状です。そこで、テレビ通販であれば、1つの商品をしっかり解説しているので、納得して購入できるという。また、売上高の90%はリピーター、化粧品であっても決して安くはなく、サロン店販商品と同じ上代です。(コスメは、サロン店販商品とパブリック商品との価格差はほとんどない)注文が殺到する理由は、「 ゼロから製品づくりにこだわり、伝えたいこだわりも伝わる 」からです。商品紹介では、40~60代が今、何に悩んでいるのかを情報収集し、商品のデメリットも伝える…視聴者は、ウソがない感じに好感を持ち購入する。サロンビジネスにおいても、店販商品だけではなく、サロンメニュー1つひとつにおいて、メニュー数を増やす前に、顧客が価値を感じるような伝え方を見直す必要があるのではないでしょうか。


「 VIP客に響くスペシャルサービス 」
2014年日本市場は、高級ブランド好調年でした。消費税が5%から8%への増税や、円安による価格上昇があったにも関わらず…。ハイブランドの時計ウブロは、この3年間で売上高が3倍になっています。しかし、ここに来てこれ以上は限界という水準まで高級化を進めたブランドもあります。そこで、多少の景気変動には左右されないVIP客を刺激して売上を上げようと各社知恵を絞っています。あるアパレルブランドは、上得意客の自宅に箱詰めの有機野菜を贈るというサービスを実施しています。またある人には写真集、またある人にはお花というサプライズ的な要素もあります。これらは、日頃の接客でお客さまの嗜好やライフスタイルをどこまで探れるかという緊密な関係構築が決め手になっています。ヘアサロン業界でもVIP客へのサービスを実施しているサロンさまが多数あります。あるサロンさまは、VIP客とその友人1名だけを対象にしたパティ―を半年毎に企画しておられます。また、VIP客だけを対象としたゴルフコンペ開催したり、誕生日プレゼントに薔薇を贈ったり、様々な特別サービスが展開されています。


「 愛犬とヘアサロン 」
ヘアサロン業界(理美容)の市場が1兆5000億円に対して、ペット業界は2兆円市場と、その差は大きくなる一方です。朝公園に行くと愛犬の散歩のためにウォーキングをしている人を沢山見かけます。このようなペットを同伴しての旅行の増加傾向により、リゾートホテル各社は愛犬を同伴できる客室を増やしています。既存の客室を改装し、耐久性に優れた障子や手入れが簡単な畳を導入、庭には犬が走れるドッグランを設けたり、部屋の絵画をガラスで保護するなど利用者がペットと気兼ねなく過ごせるように工夫されています。ヘアサロン業界では、愛犬のトリミングとヘアサロンを融合させたお店も出来たり、愛犬用のシャンプーを店販したり、愛犬を一時預かりしたり、少しずつですがペット増加に対する対応も顧客ヘのサービスとして考える時代になっています。


「 結果を出すという価値 」
ライザップが人間ドックを提供する医療機関と提携し、施設内にフィットネスクラブを出店し、肥満とされる受診者に対してトレーニングを勧めています。本来ライザップの利用客は30代が多いですが、人間ドックの利用が目立つ40代~50代にも照準を当てることで新たな客層を開拓しています。ライザップが提供するサービスは、人間ドックと減量目的のトレーニングがセットになったプラン。トレーニングの前後に人間ドッグを1回ずつ受けてもらうことで、体脂肪率や血糖値、血圧などにどんな改善点があったのかを体感してもらうというものです。ライザップは、キチンと結果を出すということで人気を呼んでいます。また顧客と一緒にというスタイルが他のフィットネスクラブとの違いを出していると言えます。場合によっては、自宅まで迎えに行く!この辺りは、ヘアサロン業界においてベンチマークすべきポイントのように思います。お客さまと美容師さんの共通の目的(何のために)を共有し、追求する。目指したいヘアスタイル、そこまで一緒に…というスタンスが大事になってくる時代なのかもしれません。

LIST