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マネジメントエキスプレス2013.10月号

Management Express

ManagementExpressは、ヘアサロンさまのマネジメントにお役立て戴きたい経営情報として、
サロンオーナーさま及びマネージャーさまに毎月お届けしています。

「 HANAKOジュニアの消費 」
最近の若い人はモノを買わないと言われますが、欲しいモノを買わないわけではないと思います。ある定量調査のデータを見ても、今の20代前半にあたるHANAKOジュニア世代は、“欲しいモノが常にある”という人が約7割いました。あるモデルケースの女性のリアル事情は次の通りです。他人に極力嫌な印象を持たれたくない、好感度を重視するこの世代の特徴が顕著に伺えます。洋服は大好き、美容への関心も高い今どきの女性。今シーズン少なくとも10着は新しい服を購入、リアル店舗とネットのブランド物ディスカウントサイトを見比べながら満足できる買い物をしたいと常に思っています。ファッションサイトは、2か所の会員になっており、毎晩セール案内がメールでスマホに届く。また、エステやホテルディナーチケットなど、普通なら縁遠い高価なものがお得に手に入る案内があることに気づき、立て続けに購入。思った以上の贅沢気分が味わえて大満足。友人の間でも脱毛などは当然の身だしなみとして話題になっており、この手のサービスは今後も積極的に利用したいと考えている。家電製品もチェックし、美容にも関心の高く、乾燥によるシワが今一番気になる問題。加湿器を職場のデスクに置いてあり、家用には美容スチーマーの買い替えを検討している。サイトの情報は不親切なことが多いので、必ず店頭で商品比較をする。もちろん、サイトで扱っている商品の機能が自分に合い、最安値であればそのサイトで買う。美容家電の所有率はかなり高く、美髪の文字に引かれたナノケアドライヤーをはじめ、ネイルケア機器も最近のお気に入り。ネイルサロンで1回1万円出すくらいなら服が欲しいので、セルフとサロンの違いを研究し、ポイントとなる爪の甘皮の処理をムラなく塗れるネイルを選べば、店と同様のパフォーマンスが得られると判断し、甘皮をキレイに処理できる機器を探し当て、2~3週間に一度のケアを欠かさない。自分の経済力と向き合いつつ、より高い満足を得る方法とは何か、そのために必要なモノは何か、そうした情報を駆使し、トライアルを繰り返しながら目的を達成する。ミーハーのように見えても、堅実なHANAKOジュ二ア世代の消費行動を考えると、ヘアサロン業界に多い自店セレクトの美容情報発信では受け入れてもらえないことが多いと心しなければならないと思います。


「 スマホ対応で競う 」
全国のタクシー会社がスマホ向けサービスを拡充しています。スマホは電池の消費が激しいため頻繁な充電が必要となります。タクシーに乗車している短い時間でも充電したというニーズは大きいとみていて、車体の窓ガラスに充電サービスを表示したステッカーを貼ってアピールしています。車両でスマホや携帯電話を無料で充電できる機器を搭載したり、スマホ向け配車アプリで現金支払いが不要なインターネット決済を利用できるようにしています。携帯電話の充電から決済、配車までスマホ対応を加速し、個人客の拡大に活かすための取り組みが行われています。美容室を利用されるお客さまは、2時間以上の滞在時間があります。タクシー会社が行うスマホ対策は、小さな満足の積み重ねが求められる美容室のお客さま向けサービスとしても有効ではないでしょうか。


「 新規再来比率80%を超えるヘアサロン 」
新規再来比率が80%超えるヘアサロンがあります。新規再来比率が80%を超えるという好業績を上げるために、具体的に何をされているのかをご紹介します。自然と都市機能が融合するラグジュアリーなトータルビューティサロンというコンセプトで展開するこのお店は、コンセプトに基づいた空間インテリアにこだわるだけでなく、比較的に施術が容易なジェネレーションの技術をスタッフ全員が習得し、スキンケア・メイク=タッチアップ・ハンドセラピーなどをヘア施術と同時に提供しています。また、お客さま特典のあるヘアカラー会員制やワンコインで利用できる肩マッサージ、眉カットも導入し、ワンストップの利便性やお客さまの潜在ニーズ(お客さま自身も、まだ気づいていないニーズ)に応えるサービスを提供する努力を怠っていません。しかし、これらのサービス以上にこのお店の魅力になっているのが、全スタッフさんがつくり出すホスピタリティです。最近の流行り言葉でもある「 お・も・て・な・し 」というイズムがスタッフさん全員に浸透しています。自店の経営理念を全スタッフの中心軸(最も大事なものをハッキリしないと、起きる出来事に振り回され、感情や衝動に流され、同じ失敗を繰り返してしまう)として、自店の大家族主義を貫かれています。スタッフが自分の兄弟・親戚だったらどうするのか・・・という関わりができているので、お店の中の空気(店風)がとてもよく、お客さまも本当の心地良さを実感されています。スタッフ教育については、毎年、品質を高めるために技術マニュアルを改善し、スタッフトレーニングを朝や夜に実施、またスタッフの人間力を高める教育については、平日(定休日)にじっくり落ち着いて学べる時間をつくり、お客さまにお出しするDMを見れば、スタッフの成長がわかる!と言われるように、心の成長をお店が支援しています。経営スタイルとしては、“和”を大切にする環境を重視し、1人のスタープレーヤー(トップスタイリストの売上)に頼るのではなく、チームでワークすること、チームでお客さまに喜んでもらうことを徹底して実践されています。さらに、スタッフの結婚後も仕事を安心して続けられるように準社員制度も採用され、その結果としてキャリアを積んだスタッフさんが結婚・出産をしても仕事を無理なく続けることが出来、お客さまの定着に結びついています。地域に密着したヘアサロン、お客さまがまた行きたい!と思うヘアサロン、新規再来比率が80%を超えるヘアサロンの秘訣・そのブランド力の根源は、ゲストがお客さまで、キャストは全スタッフ。来店されたお客さまお一人おひとりに丁寧にご挨拶するディレクターや店長の姿があります。これからサロンブランディングは、チーム主義が浸透した1人ひとりのスタッフの行動がつくり出すものではないでしょうか。

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