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マネジメントエキスプレス2013.9月号

Management Express

ManagementExpressは、ヘアサロンさまのマネジメントにお役立て戴きたい経営情報として、
サロンオーナーさま及びマネージャーさまに毎月お届けしています。

「 セミセルフ店の実力 」
百貨店各社が相次いで出店しているセミセルフ式化粧品専門店をご存じでしょうか?ブランド別に分かれた化粧品売り場で美容部員と対面しながらの接客販売を好まない女性がターゲットです。複数ブランドを自由に試すことができ、必要に応じで接客が受けられる気軽さがウリですが、その実力はどのようなものなのでしょうか。セミセルフの化粧品専門店が従来の百貨店の化粧品売り場と大きく異なるのは、①気軽に立ち寄れるお店づくり ②複数ブランドを自分で自由に比較検討できる ③カウンセリングありきではなく、必要に応じて対応するプレッシャーを感じない接客。この3点について阪急フルーツギャザリングをモデルに解説させて戴きます。店舗は、アクセスは良好で、会社帰りの働く女性が増える夕方以降に来店客数はピークを迎えます。阪急フルーツギャザリングは、化粧品店特有の入りづらさがなく、ポーチやタオルなどの雑貨を入り口付近に設置し、ごちゃごちゃした楽しい雰囲気をつくり出しています。“何だろう”と自然と足が向き、気づいたら化粧品を見ているという仕組みになっています。この“ごちゃごちゃ感”は、自分でメイクを試していても周りの目が気にならないなど、お客さま本位になっています。また、男性客も女性へのギフトを探しに来店されるなど化粧品店にはめずらしく売上の3%以上を占めているようです。セミセルフ店の実力は、まだまだこれからだと思いますが、化粧品をただ並べて売るだけであれば、空港の免税店で十分だと思っているお客さまも多いのではないでしょうか。ヘアサロンにおける対面販売、カウンセリング販売の仕組みなども、お客さま本位に見直す余地がまだまだあり、もっとお客さまが気軽に尋ねられるような関係を軸に再考する必要があります。


「 美容師の採用と教育の強化 」
ある大手ヘアサロンが美容師の採用・教育を強化することを公表されました。今までは美容師免許を取ったばかりの人や美容師経験が浅い人に6ヵ月間の研修を実施していましたが、ヘアサロンの現場から離れていた美容師経験者向け(転職や出産をキッカケに美容から遠ざかっていた美容師経験者)に2ヵ月間の短期研修(ヘアデザインの勉強会)を開始する計画です。今後、美容師の人口減少に歯止めが掛からない美容業界において、美容師経験者が現場復帰出来るための支援は、女性の就職難や高齢化(日本人の平均年齢は47歳)問題を考えると、とても有効な活動であると言えます。これらは、大手のヘアサロンしかできないことではありませんので、自店の未来予想図を描いた上で、採用と教育を再考してみてはいかがでしょうか。


「 自分が家族か、世代で違う主語 」
最新の調査結果から、同じ30代でも前半のプリ上世代(31~35歳)と後半の団塊ジュニア世代(36~41歳)では、置かれている状況によって求めているものが違うのがわかりました。この調査対象は、既婚者はプリ上世代で約72%、団塊ジュニア世代では約76%を占めています。それぞれ半数弱が子あり世帯であり、約半数が専業主婦です。共働きが増えると言われますが、出産・育児などで一時休職をしているケースも少なくありません。そのあたりを踏まえて両世代の違いに触れています。プリ上世代は、家計の状況・家族間の人間関係・自分の健康状態が自分の関心度の上位3つになりますが、団塊ジュニア世代も1位・2位は同じですが、3位に友人・知人などの人間関係を挙げています。価値観については、家族や身近な人間関係が何よりも大切・日々の生活の幸せが大切・仕事は収入を得る手段と割り切る・ネットコミュニケーション依存にならないよう意識的にシャットダウンする時がある・・・などは、団塊ジュニア世代がプリ上世代を上回っています。一方、見た目の若さは常に維持したい・欲しいものが常にある・年齢を重ねるにつれ、ふさわしい社会的立場に就きたい・・・はプリ上世代が団塊ジュニア世代より意識が高くなっています。社会人デビューと同時にバブル崩壊に直面し、社会や企業への信頼が持てないため、身近な人間関係に安堵感を覚える団塊ジュニア世代にとって、自分のことより先ずは、身近な人間関係を良好に保つことが第一になっています。自分を主語に置いた暮らしを貫きたいのか、家族が主語の暮らしを優先したいのかで、消費の順位はおのずと変わってくると思われます。30代で子ありという同じライフステージでも、ここを見誤ると、どちらにも受け入れられないという事態が起こります。この点もヘアサロンビジネスのポイントになるのではないでしょうか。


「 2013年入社社員の仕事観 」
2013年入社社員の仕事観についての調査結果が出ました。①働く上で重要だと思うことは?・・・1位は、「仕事を通じて成長」が男性64%・女性73%で、2位は、「職場の人との協力」3位は、女性が「職場で認められる」、男性は「仕事に見合う報酬」になっています。②将来の進路希望は?・・・男性は、「管理職」が過半数で、女性は「仕事のエキスパート」が過半数を超え、「独立」については、男女とも6.5%と1割で2年連続でダウンとなっています。③人事制度において望むことは?・・・「年功序列を望む」は41%で「成果主義を望む」が59%になっており、その中でも女性は成果主義を望んでいる割合が70%を超えている状況です。しかし、男女として見ると年功序列は、2013年度より上昇しており、若手の保守化の一端が伺える状況です。④終身雇用について?・・・終身雇用を望む割合は、70%で昨年より5%減少しています。転職のイメージで「キャリアアップ」は男性60%、女性70%あります。但し、転職に対するリスク(会社からの信頼を得ることが出来ない=会社を裏切った人は、会社から裏切られる)や終身雇用の希望の高さを考えると実際に転職に踏み切る人は多くないと思われます。⑤育児支援について望むことは?・・・仕事と育児の両立に最も有効だと思う会社の施策について、女性は、「育児休業制度の充実」が40%で断トツでした。男性は、「育児休業制度」と「十分な扶養手当」が32%で並んでいます。十分な扶養手当は、女性は11%という結果から男女間の認識の差は大きいと思われます。⑥新入社員が聞きたい話しは?・・・新入社員が上司・先輩から聞きたい話しは、「新人の頃の失敗談」と「社内の人の仕事ぶり」がトップで全体の61%で、仕事の基本は失敗から学ぶという言わば正しい考えが浸透していることが伺えます。続いて、「社風」と「仕事の成功談」が50%で、「社内の人のプライベート」などの仕事外の事は減少傾向にあります。

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