マネジメントエキスプレス 2017.4月号

当社が発行するManagement Expressは、ヘアサロンマネジメントにお役立て戴きたい 「 創客情報 」をサロンオーナーさま及びマネージャーさまに毎月お届けしています。 ( 創客情報=顧客の創造を目的とした経営情報 )



「 顧客ニーズを掘り起こす! 」

ブロック玩具のレゴをテーマにした国内初の屋外型テーマパーク「レゴランド・ジャパン」が1日に名古屋市にオープンしました。2歳から12歳をメインターゲットにした施設で、家族連れで賑わい、開演前から多くの人が並び上々の滑り出しとなりました。
レゴランドの入場料は1日券で大人6,900円。東京ディズニーリゾート(TDR)の7,400円と500円しか違いません。子供(3〜12歳)に至っては、5,300円とTDR(4〜11歳 4,800円)を上回る設定となっています。それでも消費者には納得の価格に写っているようです。園内には「ロボティック・プレイセンター」という、最新のロボット教材を使った45分間のプログラミングの体験教室があり、遊びながら「学ぶ」という親にとっては嬉しい要素で、価格が高くてもまた子供を連れてきたくなるという、リピーターづくりの1つとなっています。子供向けの設計のためTDRやUSJのような絶叫マシンはありませんが、大人が好む淡い色よりも原色系が多く使われ、レゴランド限定の約5万円の高額なブロックも販売されています。来年にはホテル建設も計画されリピーター客の確保に向けた取り組みも進められています。顧客は誰か、様々な切り口で顧客のニーズごとにグループ化しています。レゴランドには2歳から12歳をメインターゲットとし価格設定や、「遊びながら学ぶ」というアトラクションなど全ての作り込みが行われていて、もちろんメインではありませんが「希少・限定」という価値で約5万円というそこにしかない高額商品を購入できる大人同士でも十分に満足のできる顧客層への価値提供も実施されています。メインターゲット、サブターゲットと一緒に楽しめる空間を実現しているのが特徴的です。誰に、何を、どのように提供するか。そのコンセプトをしっかりと軸にした、技術、サービス、商品の選定が重要になってきます。それが顧客とマッチングした時に初めて満足、感動となりその度合いが価格になってお支払いただけるのではないでしょうか。高額になればなるほど、顧客にはその商品、サービスが「何故、あなたに必要なのか?」しっかりと伝える力と知識も必要になります。ここが顧客にとっては「学ぶ」というポイントになるのかもしれません。サロンさまでのサービスには全て美容師さんが介在します。美容師さんの魅力とこだわりを発信していき、女性の美意識、ニーズとマッチングをしていくこと・・・そこには価格競争ではない、しっかりとしたリピートし続ける「理由」が存在するのではないでしょうか。




「  DRY Bar  」

アメリカでパーティーや女子会、デートの前にブロー専門店に立ち寄る女性が増えてい ます。へアーメイクアーティストが自宅で初め、今では全米の大都市に広がったのが「ドライバー」です。日本ではセット屋さんといわれるイメージに近いですが、オシャレな店内でスタイリストが専用のドライヤーとブラシを手に顧客の髪をセットします。メニューは45ドル(約5,000円)のブローと結婚式などの需要に応える90ドルのセットに絞り、マッサージなど10分10ドルなど追加メニューも用意されています。ブローはサ
ラサラヘアの「マンハッタン」など7種類のスタイルから選ぶことが出来ます。店名がバーという通り、スタイルの名前を「マイタイ」など女性好みのカクテルにちなんだものになっています。店内ではスパークリングワインか白ワインを頼むこともでき、パー
ティー前に寄ればより楽しい気分になります。シャンプーやブラシ、ドライヤーなども店内で販売されていて、独自のサービスで女性の心を掴み急激な拡大を続けています。ニューヨークではライバル店「MB45」も出現し、時間の無いニューヨーカーのために
ブローとマニキュアの同時施術、時間節約で対抗し30代から40代の出勤前のキャリアウーマンにも重宝されています。自宅にスタイリストが出張する「グラム・スクワッド」も人気が急上昇していて、ブローが生活の一部になりつつあるということが伺えま
す。この「DRY Bar」が3月に福岡へ上陸し2店舗オープンしました。市場規模も神戸と近い福岡、日本でのブロー文化を根づかすことができるのか今後の課題だと思います。


「 ネットの利用法が別次元に! 」

若い頃からネットがあることが当たり前という世代が増えてきました。特に1990年以降の生まれはミレニアル世代やデジタルネイティブと呼ばれています。そんな20代や学生の世代と、30代、40代でネットに触れた世代ではネットに対する姿勢が随分と違ってきているようです。若い世代では消防車のサイレンが聞こえてくると、何か近くで事故が起きているのではとツイッターで検索をする、レストランの検索はインスタグラムで検索し、出てきた写真で決めているようです。40代の「検索」というとグーグルやヤフーのような検索サービスを想像しますが、若い世代はインスタグラムをイメージする人が多いいようです。多くの情報がネット上に氾濫しています。正しいか誤っているのか、自分では判断のつかない時代になりつつあります。また、個人で情報の発信ができるようになった今、誰からの情報か?ということも重要になっています。また、それが文章ではなく視覚的な要素、演出も情報を届けるためには重要なポイントとなっています。写真の収まりが良いようにと、長方形が当たり前だった写真や便箋も真四角なものも出てきています。インターネット上にある情報をスマホやパソコンタブレット端末など画面の形が異なるデジタル機器で、その情報が単純で自由に配置がしやすいかどうかの時代です。いわゆるインスタ映えするかどうかが、顧客に情報発信する際の基準になって、商品が作られてきている表れではないでしょうか。写真、動画をしっかりと伝わるように発信していく必要が若い世代に選ばれる要素になってきています。